女坂に七不思議あり
大山表参道「女坂」コースの登山口に「女坂に七不思議」ありの看板があります。この女坂の七不思議をまとめます。
その一 弘法の水(こうぼうのみず)
「弘法の加持霊水」ともいい、弘法大師が岩に杖を突いたら、その跡から清水がこんこんと湧き出たという。夏でも枯れることがなく、いつでも水の量が変わらないという。
その二 子育て地蔵(こそだてじぞう)
最初は普通のお地蔵様として安置されたが何時の頃からか顔が童あ(わらべ)に変わっていた。この地蔵に祈ると子供がすくすくと丈夫に育つと言われている。
その三 爪切り地蔵(つめきりじぞう)
弘法大師様が道具を使わず、一夜のうちに手の爪で彫刻されたと伝えられている。何事も一心に集中努力すれば実現できるとの教えである。
その四 逆さ菩提樹(さかさぼだいじゅ)
上が太くて下が細く逆さに生えたように見えることから逆さ菩提樹という。現在は二代目である。
その五 無明橋(むみょうばし)
話をしながら通ると、橋から下に落ちたり、忘れ物や落し物をしたり、悪い事が起きたりするという。
その六 潮音洞(ちょうおんどう)
洞(ほこら)に近づいて心を鎮め耳を澄ませると遠い潮騒が聞こえるという。この洞の中にどのような神秘が隠されているのであろうか?
その七 眼形石(めかたいし)
人の眼の形をしたこの石に、手を触れてお祈りすれば、不思議に目の病が治ると言い伝えられている。
「大山観光青年専業者研究会」看板より