神奈川県足柄上群中井町の厳島湿生公園(いつくしましっせいこうえん)
厳島湿生公園内の案内版より
厳島湿生性公園
井ノ口の弁天様として親しまれてきた厳島神社周辺が、平成15年にあずまや・トイレ・駐車場も完備された公園として整備されました。豊富な湧き水に恵まれ、国の絶滅危惧種に指定されたホトケドジョウのほか、アブラハヤ・カワセミ・コガモ・トンボ・ホタルなどの多くの生き物が生息しています。
貴重なカサスゲの群落やガマの群落もよみがえり、ヤマザクラ・コナラなどの植物を植栽したことで、昔の豊かな自然の姿が復活しました。自然観察の学習にもぴったりの環境は、子供たちでにぎわっています。
厳島神社
周囲を水で囲まれた厳島神社は「弁天様」と呼ばれ、昔から親しまれてきました。神社のある島は、北側の広い大地に降った雨が集まって、直径200mくらいの渦を巻き、その中心が堆積して円形に形成されたといわれています。
祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)と倉稲魂命(うがのみたまのみこと)です。
昭和20年代頃まで島の東側には老松が、西側には老杉が外側に傾いた姿で生えていましたが、今では松も杉も姿を消してしまい、樫と桜が枝を張っています。神社の周りでは、豊富な湧き水を使って、昭和40年代までは稲作が盛んに行われていました。写真はその当時の様子を撮影したものです。
蛍が無料で見れる神奈川県の公園
神奈川県で蛍が見れる公園のひとつです。
5月から6月にはゲンジボタル、6月から7月はヘイケボタルが見られます。厳島湿生公園の水面に架けられた橋を竹林の方に向かうと最近では見る事が難しくなってきた蛍が発行しながら飛び回ります。蛍を見に行く場合は、あたりが暗くなった19:00以降がおすすめですが、公園内には外灯がありませんのでライトがあるととても便利です。
竹灯籠(たけとうろう)の夕べとは
神奈川県足柄上郡中井町では竹林整備によって出た竹を灯篭(とうろう)にして、中井町井ノ口にある厳島湿生公園に並べてあかりをともし、その幽玄な雰囲気を楽しむイベントです。竹林再生事業として平成18年から始まり毎年5月の最終土曜日に開催されております。
竹灯籠の夕べが開催される厳島湿生公園内には、灯篭のあかりが揺らめき、あたりが暗くなると幻想的な雰囲気が楽しめます。
厳島湿生公園の竹灯籠の夕べに蛍を見に家族でお出かけ
2019年5月25日(土)我が家は今年で2回目の竹灯籠の夕べにお出かけしてきました。
夕方17:00頃に厳島湿生公園に到着するとすでに人がちらほら。撮影スポットにはすでにカメラをセットした方たちがスタンバイ。
公園内には竹の灯篭がたくさん設置されてます。
竹の鳥居まで作成されておりました。
こちらは厳島神社の本物の鳥居です。
この厳島神社は水辺の中にできた島の中に立っております。外から見ると神社があるようには見えません。
竹灯籠の夕べの会場には、屋台も出店されておりました。今年一番おいしかったのはこちらの「孟宗汁(たけのこじる)」です。去年は無かったと思いますので、さっそくお試しです。1杯200円で、とても大きな大鍋で酒粕の匂いが強めですが、タケノコもたっぷり入っておいしかったです。
こちらは玉こんにゃくに味噌おでん(こんにゃく)と、こんにゃくを堪能します。ちなみに他にも豆腐から揚げやラーメン、焼きそば、プリンなどが販売されておりました。
腹ごしらえも終わったところで、暗くなるのを待ちます。
こちらの竹灯籠は「ちょうどいい、ちょっといい、さとまちなかい」とあります。
あたりが暗くなると竹灯籠も映えます。
しばらく竹灯籠の雰囲気を楽しみます。
続いて蛍を見に行きます。
・・・写真には写らないですが、蛍がたくさん見られました。
是非、自分の目で見に行ってみてください。
厳島湿生公園へのアクセス方法と駐車場
住所
神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1310
鉄道・バス
東海道線二宮駅北口または小田急線秦野駅南口より「北窪入口」バス停下車徒歩1分または「井ノ口小学校前」バス停下車徒歩5分
自動車
中井電話局前交差点より100m先に臨時駐車場有(テルモ(株)研究開発センター)
※普段は厳島湿生公園に隣接する駐車場がありますが、竹灯籠の夕べのイベント時は利用できませんのでご注意下さい。(臨時駐車場からは無料シャトルバスが出ております。)